オリジナル手提げ袋・紙袋の印刷色数について
2015/07/24こんにちは♫紙袋販売ネットの清です。
相変わらず暑い日が続いていますが、皆様いかがおすごしでしょうか?
私は先日10数年ぶりに海水浴にいってきました!!笑
泳ぎは得意じゃないですが、ウキワでぷかぷかしてるのも気持ちよかったです(^^)♫
さて本題です。
今回は「オリジナル手提げ袋・紙袋の印刷色数について」お話させていただきます。
紙袋の印刷の色は基本的にフルカラー印刷と特色印刷がございます。
フルカラー印刷とは全ての色をC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)のプロセスカラーインキ4色だけで印刷する方法です。
多くの色を4色分の料金だけで印刷できるので、カラフルなデザインやカラー写真などを配置したデザインなどに適した印刷方法です。
パッと見ただけではわかりづらいかもしれませんが、ルーペなどでよく見てみると全ての色がCMYKのアミ点のかけあわせになっているのが解ると思います!
このアミ点というのはインキごとに0%~100%の間まで濃度を表現する為の点の集まりです。この点の密度によって濃淡をつけているのです。
でも、点の掛け合わせによって色を表現する為、色は特色印刷に比べて濁って見えてしまいます。
また、ベタが広い範囲ではムラが目立ちます。(;ω;)
この掛け合わせとはインクを[混ぜる]のではなく、[重ねて]印刷する事で色を再現しているのです。(^^)
余談ですが…
重ねて印刷する為に各インキのアミ点にはそれぞれ違う角度がつけられています。
一般的にはC(15度)M(45度)Y(90度)K(75度)で印刷される事が多いです。
また、アミ角は45度が一番綺麗に見えるといわれていて、特色刷りや1色刷りの際は45度でされる事が多いです。
ちなみに2色だと45度と15度の掛け合わせが綺麗に見えるといわれています。(^^)♫
さて、話を戻します♫
点での表現の為、文字や線の形はシャープではありません。
濃度が薄いほど点の密集率が低くなるのでアミ点がよく目立ちます。
なので薄い色で細い線や文字などを印刷すると、ガタつきが目立ったり、線が掠れてしまう可能性もあります。(;ω;)
余談ですが…(Part2)
このアミ点によるガタつきは線数によっても変わってきます。
線数とは、網点が1インチに何列並んでいるかをあらわす単位です。
新聞などでは60~80線、1~2色刷りでは100~150線、カラー印刷では150~200線で印刷される事が多いです。(^^)
特色印刷とは、希望色のインクを作ってそのインクで印刷する方法です。
1色づつインクを作る為、色は鮮やかですが、色数が多いと料金が高くなります。
ロゴやマークなど、色にこだわりたい時や、少ない色数で印刷する時に適した印刷法です。
フルカラー印刷の様に色を重せねて印刷しないので、発色がよく、ムラになりにくいです。
こちらは、インクを[重ねる]のではなく、[混ぜて]印刷する事で色を再現しているのです。(^^)
特色印刷では、基本的にベタ印刷ですので、アミ点がありません。
(同じインキでアミ点を使って濃淡をだす事も可能です)
点での表現でない為、線や文字はシャープに表現できます。(^ω^)
この様にフルカラー印刷と特色印刷はどちらもメリットとデメリットがあり、印刷する色数やデザインによって変わってきます。
簡単にまとめると、
フルカラー印刷
・CMYKの4色だけで全ての色が印刷できる。
・たくさん色を使いたい時にオススメ
・色が濁り、ベタはムラになる
・アミ点があるので線がシャープではない。
特色印刷
・希望色をインクから作るため、色が鮮やか。
・色にこだわりたい時にオススメ
・発色がよく、ムラになりにくい
・アミ点がないため線がシャープ
その他ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい♫