リッチなブラックについて
2013/12/13皆さんおはようございます、Mr.Oでございます。
唐突ですが、皆さんはリッチブラックをご存知でしょうか?
ハードロックにクラシック音楽のフレーズを取り入れて
ロックシーンに多大な影響を与え、
ステージではストラトキャスターをブッ壊し、
若者を熱狂させたと思いきや、
年齢が四半世紀以上離れた女性と結婚し、
違う意味で若者を熱狂させ、
今では、その奥さんとフォークバンドをやっている、
僕らの偉大なギターヒーローの事ですね。
違います。
リッチブラックというのは、
CMYKの4色で表現される「黒」の種類の1つです。
印刷の「黒」には同じ「黒」でも何種類かの「黒」があります。
CMYKの場合、「スミベタ」、「4色ベタ」、「リッチブラック」の
3種類があります。
「スミベタ」は、CMYKのうちの「K」が100%の黒の事です。
1色だけなので、見当ズレ(※)がおきたりしません。
細かい文字や細い線にオススメです。
「4色ベタ」はCMYK全てが100%の黒です。
これはもうインクがベタベタで乾きも遅く、
ぶっちゃけ、こんな色指定はしてはいけません。
そして、「リッチブラック」。これはCMYKを掛け合わせた黒で、
スミベタよりも締まりのあるきれいな黒に印刷されます。
だいたい、C40%、M40%、Y40%、K100%くらいが
オススメです。決して4色ベタにしてはいけません。
ただ、掛け合わせの為、見当ズレがおこるので注意しましょう。
何故、このような話をしたかと言うと、
先日入稿されたデータの色指定が
だったからです。びっくりですね。
もちろん、こっそり直しましたけどね。
皆さんも色指定の際は気を付けまショー。
(※)見当ズレ
こんな感じ↓で版がずれて印刷される事です。