ポリ袋印刷のおはなし 「オフセット」と「グラビア」
2019/09/11
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こんにちは、紙袋販売netの山田です ʕ ·(エ)· ʔ
今回はポリ袋印刷のおはなしです。
弊社は紙袋がメインですが、ポリ袋の制作も取り扱っております。
その中でも主な印刷方法は2種類。
「オフセット印刷」と「グラビア印刷」になります。
「オフセット」はなんとなく聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
「グラビア」も聞いたことはあっても、印刷とつくと……?という感じですね。
すごくすごく簡単に言うと
「オフセット印刷」は
「平版」から一度「アルミ板」に転写したインクを印刷物に乗せる方法
「グラビア印刷」は
「凹版」から直接インクを印刷物に乗せる方法
です。う〜ん簡単ですね〜。
どちらも同じ「版」という呼び名が使われていますが、
その構造や印刷方法には大きな違いがあります。
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なんのこっちゃわからんので、イラストで見てみます。
※どちらのイラストも印刷機を真横から見たイメージです。
・オフセット印刷(平版印刷)
インクの乗った水色の大きな円が「版銅」です。
円形をしていますが、実際は太い銅の筒に平たい版(=平版)を巻きつけた状態になっています。
版銅と印刷物の間にひとつ灰色の円がはさまっていますが、
こちらが上で書いた「アルミ板」の筒。本当の名前は「ブランケット」といいます。
版と印刷物が直接触れ合わないので磨耗しにくく、また印刷物が平らな状態であることから
印刷のムラが軽減されたり、細い線も綺麗に再現出来たり、版ズレが目立ちにくかったりと
安定した印刷が出来るのが大きな特徴です。
・グラビア印刷(凹版印刷)
こちらもインクの乗った水色の歯車みたいな円が「版銅」ですが
オフセットとの大きな違いは、版銅そのものが版の役割をしていること。
そして版にデザインの形をした凹みがある(=凹版)こと。この凹みにインクが入り込み、
それに印刷物を刷り付けるようなイメージで印刷されていきます。
スピード重視なので版ズレが起こりやすかったり、細い線が苦手だったりしますが
その反面、1色ロゴだけのデザインなどは鮮やかにパキっと印刷することができます。
なにせ銅の筒なので版を作成するための初期費用が少しお高めにはなってしまいますが
その分耐久性に優れ、印刷物もぐるぐる巻き取りで進んでいくのでシンプルな大量印刷が得意です。
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どちらの印刷にも得意なこと苦手なことがあるのが伝わりましたでしょうか(´ゝ౪◔`)
作りたい袋のデザインや枚数、これからどんな風に使っていきたいかによって
どちらがより合っているのか? 言葉だけではイメージが難しいですが
少しでもわかりやすくなっていたら幸いです。
弊社HPのQ&Aコーナーでもポリ袋の印刷について
より詳しくご説明している項目をご用意しております。
Q: 「ポリ袋のグラビア印刷とオフセット印刷ってどう違うの?」≫
Q:「ポリ袋のグラビア印刷とオフセット印刷の仕上がりに違いはありますか?」≫
ぜひ参考にしてみてくださいね〜。
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