紙袋屋のスタッフブログ

データ作りのコツ「額縁デザイン/縁取りデザイン」

2019/10/02



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こんにちは、紙袋販売netの山田です ʕ ·(エ)· ʔ
鼻風邪が治らず元気の出ない日々が続いております…。

 



さて突然ですが
こちらの紙袋、袋正面をぐるっと囲んだ四角い枠の縁取りが印象的ですよね。
弊社ではこのようなデザインを「額縁デザイン」と呼んでいます。

ぐっと目線を引きつけてくれるこの額縁デザインですが、
実は綺麗に表現するには少しコツが必要だったりします。
今回はそのコツについてお話しします。

 

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またまた突然ですが
まずはこちらの2つの画像をご覧ください。







弊社HPでお客様に実際に使って頂いている
紙袋のデータ入稿用テンプレート
露骨にハロウィンを意識したデザインをあてはめてみました。
紙袋Aと紙袋Bの違い、お気付きいただけますでしょうか。
この2つのデータから実際に紙袋を作ってみます。
上の図の黒い線に合わせて紙を折っていくイメージです。




どこか違和感がありますね……(☉.☉)

もっとわかりやすく、この2つの紙袋から
袋の正面のところだけをカットした画像がこちらです。

 




Bの袋だけデザインが大幅にずれているように見えますね( “˙_˙” )!!!
しかしこの2つ、本当は同じようにずれているのです。
具体的にはデザイン全体を右上に2mmほどずれさせています。
少しわかりにくいですが、カボチャくんは2つとも同じ位置にいます。

では同じずれ方なのに違って見えるのはなぜかといいますと
「額縁の太さ」がポイントになります。
最初にお見せしたデザインデータを拡大してみます。



   


実はこのように、AとBとでは額縁の幅が全く違っていました。
同じ2mmのずれでも10mmの中の2mm5mmの中の2mmでは段違いですよね。
というわけでBの方が大きくずれて見えるのはそれが原因なのです。


紙袋はひとつひとつ手作りで制作しています。
製紙、裁断、印刷、表面加工、整袋作業……と様々な行程を重ねるうちに
ほんのわずかなずれが発生し、重なっていってしまいます。
原因は様々で、機械のコンディションからその日のお天気や湿度まで
たくさんのことが影響してくるため、mm単位のずれなどは
どうしてもどうしても免れません……。


綺麗に額縁デザインを実現するコツ、それはなるべく額縁を太く作ること。
ずれを無くすことは出来なくとも、目立たせなくすることはできる!
……というわけなのです。
弊社では10mm以上の幅をご推奨しています。



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応用するとこんなかわいらしいデザインも可能です。




こちらは袋正面の少し内側を細い枠で囲んだデザイン。
この場合でも、袋正面の折り目と枠との間が狭すぎると
額縁デザインと同様にずれが目立ってしまうのですが
このように余裕をもたせた距離で配置することで
繊細なイメージを損なうことなく、とても綺麗な仕上がりになっています。

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難しいデザインもちょっとした工夫で
より良く実現できることが伝わりましたでしょうか。
こんなデザインはどうかな…というご相談もいつでもお待ちしております。
ラフでも大丈夫なので、イメージ画像などあればぜひご送付ください。


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