Photoshopは、文字入力に様々な種類の書体を扱うことができます。
この文字部分をそのままの状態で入稿すると、データを開く環境によって違う書体に置き換わってしまうことがあります。

これは、自分のパソコンに入っている書体が相手のパソコンに入っていない時に起こる現象です。
書体はどのパソコンにも同じ種類が入っているとは限りません。
そのため、入稿前には必ず「文字のラスタライズ」を行わなくてはなりません。

ラスタライズの方法をご説明しましょう。
下の画像のように、文字のレイヤーに『T』の文字が付いていると、これはラスタライズされていない状態を表します。

『T』の文字が付いたレイヤー上を右クリックすると、コンテクストメニューが出てきますので、【テキストをラスタライズ】を選んでください。

『T』の文字が消えて、無事ラスタライズされました。この状態でご入稿をお願いします。

最後に、ラスタライズを行う際に気を付けていただきたいことがあります。ラスタライズしたデータは、もう文字ではありません。誤字があっても入力し直すことができなくなってしまいますので、データをラスタライズした後は別名で保存して、ラスタライズする前のデータと、ラスタライズしたデータの2種類を残すようにしましょう。